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2005.02.13

TOMBOW SR-1300

talbyとかVodafone 702NKとか、デザインのいい携帯たちが出てきましたね。「ちょっと欲しいなぁ」「持ってみたいなぁ」なんて思います。携帯やめてしばらく経つけど今んとこ不自由はないんで、たぶん買わないと思うけど。ダサダサだった携帯−−何がイヤかって、そりゃもうあのウザいボタンの説明ロゴですね。“電源”とか“マナー”とかね。ボタン上ならともかく多機能のためかボタンの周りにはみ出してボディ上にプリントされているでしょ。そういうのはもう全然駄目−−もやっとこさデザインで選べるっていうのは嬉しいことです。ノキアとかエリクソンとか欧州ものは前から格好良かったけどね、ミニマムな表示でさ。

ああ携帯の事じゃないんですよ本題は。でもミニマムな表示っていえばアップルストア銀座のエレベータの話は有名みたいですね。アップルの製品のデザインは好きですね。あるデザイナーは初代iMacがもてはやされていた時、「ポリカーボネイトのボディは環境に配慮してない素材だから駄目だ」みたいなことを書いてましたね。そういう意見も大切でしょうけどね、素直にカッコイイものはカッコイイと思います。ポリカーボネイトのことなら日本全国の信号機のレンズなんかのほうが環境対策品として代えてかなきゃいけないでしょ?Macより先に。ああ最近はLED信号への交換が進んできてますね。

僕が好きなデザイン製品を挙げていくと、MUTECH(ミューテック)の電話、Mac miniiPodランボルギーニ・カウンタックLP400バング&オルフセンPowerBook (FireWire)。キリがないのでこの辺にしときましょ。で、実際に持っているのはPowerBook (FireWire)だけですね。愛着があるのと予算が無いのとで、次のマシンに手が出ないというのが実状なんですけどね(笑)。

デザインに対する考え方の国別の違いというのを聞いたことがあるんですが、アメリカではデザインとは「売れるか売れないか−マーケティング」なんだそうですよ。ドイツでは「デザインとは人間工学的に使いやすいか−エルゴノミクス」なのだとか。イタリアでは「デザインとは=コミュニケーション」なのですと。だからあらゆるモノがデザインされているわけね。なるほど、これでいくとイタリア出身のカウンタックのデザインなんかは強烈なメッセージを出しているちゅう事ですねぇ。カウンタックってイタリアの田舎言葉で「あぁびっくらこいた」みたいな意味らしいですから。コミュニケーションだとか言われると、「さもありなん」というか「なるほどね」というか。で、その論法でいうと日本はどういうスタンスなのかなと思いますね。これはもうデザイナーなり企業なりの考え方が数多あるというところかな? そんな気がします。なんたって八百万の神様の国、クリスマスも盆も正月も全部いいトコ取りの文化ですもんね。

でまぁ、最近は冒頭で挙げた携帯とかデザイン家電とかクールなモノが増えてきて、僕としては嬉しい限りなんですが、−−やっと本題です−−見てやってください、僕のお宝。

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銘板を見ての通りなんですが「TOMBOW SR-1300」という名前なんです、こいつ。なんですか?という質問は無いと思いますが、念のために言うと「鉛筆削り」です。ああ、最近は何でもカタカナ語ですよね。それでいうと「シャープナー」、、ですか。名前でもう少しつっこんでみると、トンボ「株式会社トンボ鉛筆」ってTOMBOWって綴るんですね。小学校の頃から見てるけど、今改めて考えると無茶無茶格好いいですよ。昨日今日のCI戦略でTOMBOWになったんじゃないんですから。老舗ですからね。そういえば車の東洋工業−MAZDAもそうですよね。普通にローマ字にしたら−−ヘボン式っていうんですか−−MATSUDAとかTONBOでしょ? でもTOMBOW、MAZDAとした。こういうセンス持ってた高度成長期の日本のパワーって好きですよ。なんかプロジェクトXみたいになってきちゃいましたが。そうそう、僕の名前はパスポート的にはyojiと綴るんですが、南米に行くと「ヨヒー」とか「ジョヒー」って発音されるんですよ、BAJAと書いてバハですからね。だからyooziとzにしてるんです。まぁいいよね、そんなことはさ。

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で軌道修正。この「SR-1300」の横顔見てて気付きませんか? 今は電動のシャープナーが普通でしょうけど、これは手動。にもかかわらずスプリングの力で鉛筆を送り込むパーツ(何て言うのかな? 正式名称)が無いんですよ。使い方は削りたい鉛筆を穴に差し込む。ハンドルを回す。するとなにやらメカ的な仕掛けでハンドルの回転にシンクロして鉛筆が送り込まれていくんです(吸い込まれていくというべきか)。で、きちんと削れると、つまり削り作業が完了するとハンドルが空回りして、それ以上鉛筆は吸い込まれなくなるんです。だから削りすぎることはないんです。1970年代、小学校の入学祝いにもらった電動のシャープナーは−−入ってきた鉛筆をひたすら削り続けるので新しい鉛筆を入れても30〜40秒でちびた鉛筆に仕立てることが出来るという−−子供の自制心を鍛える製品だったのですが、この「SR」はそれより古い製品なのに、先を行っていたわけです。それにしてもシンプルでクールなデザインです。そう思いませんか? でもウルトラクールビューティでもなく、どことなく愛嬌というか、レトロな趣も併せ持っていますね。元々は親父のだったんです。それを高校生の時に僕の電動シャープナーと交換してもらったんですわ。以来25年以上になりますか、僕の所有になってから。

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SR1300
この「SR」にはもう一つ美点がありまして。それは削り先の角度が一定ではなくて、少し先細りになるようになっているんです。下手な絵で図解(ちなみにMac OSXの"ink"で描いたんですけどね、使ってますか"ink"? )してみましたが、この角度が何とも微妙なバランスでイイ感じなんです。3,4本真新しい鉛筆を削って並べると「さぁ書くか!」みたいなモチベーションが湧いてくるんです。デザインされた製品がデザインされたツール(鉛筆)を完成させる。このエモーショナルな感じはコミュニケーション的デザイン(イタリア的)とも言えるし、なじみ感ではエルゴノミクス的デザイン(ドイツ的)とも言えるのでは?  おおトンボさん、グッジョブ! それにしても何を書くんや? 作家か自分は? 

残念ながら「SR-1300」については、株式会社トンボ鉛筆のサイトを見ても、「SR」には1000とか1500という兄弟分がいたのかなどの情報は何も見いだせませんでした。ネット上にも「SR-1300」には何も引っかかりません。これだけの素晴らしい製品なのに惜しい限りだと思います。やっぱり「鑑定団」、、、かな? 2/14/2005 追加情報アップしました。

この零細blog見てる人の数なんて知れてますけど、何か知っている方いてはります?

後日こんな情報も判明! 

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Comments

この商品1966年にGマークを取得しているようなのでこの年か65年に発売した商品ですかね。
http://www.g-mark.org/search/Detail?id=26919&lang=ja

Posted by: crunch | 2005.03.21 at 08:07 AM

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